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執筆者の写真しげる

チャートデータ00年代


移籍第1弾シングル「地上の星/ヘッドライト・テールライト」が大ロングセラーに。

これは、楽曲の良さがもちろん大前提にあるが、50代以上に大人気の「プロジェクトX」の

タイアップが大きく寄与しているのであろう。しかし、地方営業所の販促の弱さが

地区別チャートに露呈、今後の課題となる。また、楽曲のみの支持が増えただけの為か、

アルバム『短篇集』へのセールスにはあまり反映せず。更なる再ブレイクには

メディアへのレギュラー的露出によってアーティスト認知を高める必要がありそうだ。

2001年に続き、シングルのリリースが全くなかった2001年。

にもかかわらず、52週すべてシングルHOT100にチャートインしたという快挙をしとげた年でもあった。

(因みに、2001年中100位内に残り続けたシングルは「地上の星/ヘットライト・テールライト」のみ!)

しかし、その余波はオリジナル・アルバム『心守歌』には現れず。(まぁ、このブームに乗らない所はいつも通り。)

是非、この名アルバムの売れるフックが欲しいところ。

なんと2年連続シングルチャートTOP100をキープした「地上の星/ヘッドライト・テールライト」。

年末には、紅白初出場の報道があり、なんと有線チャートとカラオケチャートまで浮上するまでの現象に。

また、これを収録した『Singles2000』もロングセラー中。きっと年明けには、TOP50にも入りそうな勢い。

(『短編集』もこれが発売されるまで2年近くのTOP200入り。)

・・これらに対して、『おとぎばなし』はスルリスルリとたった6週でTOP200を急降下。

『心守歌』同様、とっても良い作品でもきっかけがないと売れないことに痛感させられる。

2003年以降のレギュラーDJで、「みゆきさんの作品なら何でも安心できて聴ける」というコアファンが

増えることに大いに期待したい。

ついに、「地上の星/ヘッドライト・テールライト」がTOPに!

これで、70年代、80年代、90年代、そして00年代と4つの年代でシングル首位となった唯一のアーティストに!!

更に、3年ぶりのシングル「銀の龍の背に乗って」が連続してTOP10入り。(これは中島みゆきのシングルとしては、8年ぶりの快挙(微笑)。)

「Dr.コトー診療所」のO.A.翌日の金曜日の度に再浮上し、結果として9週連続TOP20入りのロングセラーに。

ただ、アルバム『恋文』がやや急落傾向に。やはり、ユーザーは中島みゆきに恋愛は求めていないのか??(秀作なのに!)

年明けに「Dr.コトー診療所」の放映とCMスポットが効果的にあったことで、銀龍関連作が見事に再浮上!

やはり、きっかけさえあればきちんと聴かれるのが彼女の大きな特徴である。

年末にはセルフカヴァーアルバム『いまのきもち』が発売。一般ファンには分かりづらい選曲だったことや

またコアファンの一部には、単なる歌い直しと解釈されたことがあった為か、ベストはおろかオリジナル作よりも低セールスに。

素晴らしい作品なので、翌年のツアーで多くの人に理解されロングセラーとなってほしい。









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