top of page
  • 執筆者の写真しげる

チャートデータ90年代


年の初めは、「あした」、『回帰熱』が共にロングセラーで、また、真夏のアルバム『夜を往け』も

ガタ落ちすることもなく、チャート的にも”御乱心期”から”安定期”に移り始める。

初の映像ソフトやAPO-CDのリリースと制作面でも意欲的な展開を見せた一年。


「浅い眠り」の大ヒットで新規ユーザーを取り込む一方、「誕生/Maybe」でコア度も高まるという2枚のシングルが共に功を奏した一年。


「EAST ASIA」や「浅い眠り」がロングセラーで勢いに乗ったかに見えたが、シングル「ジェラシー ジェラシー」で大コケ。 しかし、アルバム「時代」は安定したセールスとなる。


ドラマ「家なき子」の放送、「中島みゆきを聴いて、楽になった。」のコピーでの展開、

TOKYO FMでのDJ開始等が全て功を奏したようで、まるで当時のtrfと争うかの如く数多くの作品がチャートインしたこの年。

シングル・アルバムチャートだけではなく、ラジオチャートでも12年ぶりに首位となる。

「旅人のうた」シングル4度目の1位になるも、その他の要素では「ひとり上手」「誘惑」「浅い眠り」より好調でなく、ミリオン・セラーの印象弱し。

他方、「10WINGS」、シングル表題曲なしでのベスト10入りは大健闘!

ベストアルバム「大吟醸」がCDアルバムとしては、過去最高のセールスを記録。

しかし、「パラダイス・カフェ」で、”ベスト盤後のオリジナル盤セールスは急落する”という定説を覆せず。

「たかが愛」シングル・カット作品ながら100位以下でロング・セラーに。

「愛情物語」書き下ろしシングルながら100位以下へ一直線。

「命の別名」でシングルが3年ぶりに20入りするもアルバムセールスには影響せず。

年末の「大銀幕」は、小規模プロモーションの割に好セールス。(同時発売「ノイエ・ムジーク」との抱き合わせ効果か?)

デビュー以来、初めてシングルリリースのなかった年。

また、10年間続いた夜会も休演ということもあり、認知度がぐっと下がった1年。

故に、2枚同時発売のアルバムも、非常に精力的な作品ながらセールス的には2枚足してもオリジナルアルバム過去最低記録を更新。

但し、BS特番&ビデオ発売の2週目が重なって幾らかライト層を取り込み、再浮上をしていることから、

メディアの露出さえあれば、まだまだ人気が根強いことを実証。

作品の完成度は非常に高かったので、2000年はかなり上向きになることが予想される。


bottom of page